「推薦書、書きます」
勉強以上に頑張っている音楽の習い事。
レッスン前日に先生からメールが入りました。
「お話があるので、レッスン後30分ほど時間をください。」
げっ、なんだろう。
こういうのは、イヤな予感しかしない。
息子に最近何かした???と問い詰めると、
「こないだ組分けテストの後のレッスンの時ため息つかれて、
できないの?それともやりたくないの?
と怒られた。」
なにっ???
そうなの???
言いなさいよ。(;一_一)
それだね、絶対。
レッスン終了後、
ドキドキしながら待っていると、
先生が近づいてくる。
そしていきなり、
先生「中学受験するご予定ですか?」
(えっ???いきなりなんじゃい)
私「はい、その予定です。」
そこで、はっ!と気づいた。
(そうじゃん、先週の件!)
私「先日は申し訳ございませんでした。
塾のテストがあって、なかなか練習ができなくて。」
と頭を下げると、
先生「あぁ、いえいえ大丈夫ですよ。
で、ですね、その中学受験ですけど、結構今大変ですか?」
(あ、お叱りじゃないのかな。)
私「そうですね・・・出来が悪い息子なので、はい、大変です。」
先生「あぁそうですか、いやね、
実はもう少し専門的にお勉強されないかなと思ったんです。」
はい???(;・∀・)
私「えーと、専門的というのは…。」
先生「うちの音大の教授が、
園児から中学生までを対象にやっているレッスンがあるんです。
楽器関係なく、座学のコースで、学校のクラスみたいな雰囲気です。
週一回70分授業。もちろんレベルと年齢別です。
今のお勉強に差しさわりがないようであれば、
前向きに考えてみたらどうかなと。」
(あ、これは言おう言おうと思ってたことを伝えるべき時だ!)
私「えーと、、、あの、実はお伝えしようとしていたのですが、
我が家としては、息子を音大関係に進ませるつもりはないんです。
熱心にご指導してくださっているのに、本当に申し訳ございません。」
先生「ええ、はい、それはいいんですよ。
そのレッスン生も全員が音高いくわけではないので。」
(案外あっさり、いやスルーされたのか?)
先生「ただ、学内コースなので、入室のテスト、
前期、後期のテスト、これには実技も含まれるけど、
そういったテストがあります。
だから否応なく他人と比較されて、点数化されてしまう。
そこに関して納得がいかないようであれば、無理にはすすめないけど。」
先生「もし検討の結果、入室されたいようであれば、推薦書、書きますから。
キミのレベルならまず問題ないけど(息子の肩をポンポンたたきながら)、
入室は三曲演奏、あと面接ね。」
私「いえいえ、もう先生だけで十分ですので。」
先生「そうですか、まぁちょっと考えてみてください。」
というような流れでした。
ちょっと拍子抜け。
そして、すごーく嬉しい。(笑)
うふふ。
できないから追加のレッスン、という感じではなく、
もっと上達するだろう、と見込んでもらえた気がします。
この数か月、家で過ごすことが多かったので、
上達しているのはわかっていました。
新しい教本にもどんどん入り、
初級からやっと中級に入れた感じです。
中級になると、実技はもちろん、
色々な知識も必要になります。
今まではただ演奏していただけ、
これからは「理論」を勉強しなくてはならない。
一つステップアップ。
そーいえば、昨年あたり?指揮者になりたい、とか言ってたな。
芸大の指揮科コースは二名しかとらないのに。(笑)
勉強できるようになるのも嬉しいけど、
毎日頑張っている習い事の成果が出るのが、もっと嬉しい。
さらに精進してね。